「GPT-6.1 Solが出たけどOpus 5.5から乗り換えるべき?」
この質問をしている時点で損をしてる。
この2体は選ぶものじゃない。組ませて使う。
組ませると同じ依頼でも成果物が別物になる。
9月末にGPT-6.1 Solが出て両社の新しいモデルが揃った。比較記事を読んで1体に絞るともう1体の得意をまるごと捨てることになる。
こんな心当たりはないだろうか。
- AIの答えが微妙でも「こんなもんか」で受け入れてる
- 大事な企画や文章を1体のAIに任せきりにしてる
- 作ったAI本人に「これでいい?」と聞いて安心してる
- 新しいモデルが出るたびに乗り換えるかどうかで迷ってる
1つでも当てはまるなら読んでほしい。
この記事では2体を協力させる方法に加えて事例4つとコピペで使えるプロンプトつきで渡す。
1つ目と2つ目は相談とレビュー。3つ目は作業と調べ物の分担。4つ目は日々の振り分けの話だ。
長いのでブックマークして手元で使ってほしい。
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それでは本題です。
得意が違うから組ませる
Claude側の最新の上位モデルがOpus 5.5。OpenAIが9月末に出したのがGPT-6.1 Solだ。
どっちが上かは仕事の種類で変わる。
Anthropicの公式発表では44職種の実務を測るGDPvalでOpus 5.5が1846点を出してる。既定の設定のままで最大設定のGPT-6 Astraを約5分の1のコストで上回った。
書き方も大きく直されてる。公式発表には「一番大事な情報を先頭に置く」「専門用語を使うことが減った」「渡した書き方のルールに従う」とある。
つまり計画書や文章のように考えて書く仕事はOpus 5.5が強い。
一方GPT-6.1 Solは、OpenAIの発表によると上位モデルのAstraにほぼ並ぶ。コーディング・コンピューター操作・実務の作業の3つでだ。それでいてAPIの料金はAstraの5分の1だ。
実際のコードベースで難しい開発作業を測るDeepSWEではAstraと同じスコアを約5分の1のコストで出してる。
つまり手を動かす作業はSolに流すと安く回る。
得意が分かれてるなら選ぶ必要はない。
得意な仕事をそれぞれに振って組ませればいい。
2体はお互いを呼び出せる
意外と知らない人が多いけどこの2体は連携できる。
Claude Codeで作業してるならcodex execというコマンドでCodexのSolを呼び出せる。
逆にCodexからはclaude -pというコマンドでClaude CodeのOpusを呼べば、特定の作業やレビューを依頼できるわけだ。
コマンドを覚えなくても大丈夫。作業中のAIに「codex execでGPT-6.1 Solに相談して」と頼むだけで動く。
あなたが2つの画面をコピペで往復する必要はない。AI同士が勝手にやり取りする。
前提はClaude CodeとCodexのCLI(ターミナル版)が両方PCに入ってることだけ。
ここから実際に協力させる事例を5つ紹介する。
①煮詰めたい相談は2体に議論させる
企画・方針・構成のような正解のない相談は1体に聞くと1つの視点で終わる。
「こんなもんか」で止まったらもう1体と議論させる。
作業中のOpusにこれを投げるだけでいい。
今の案について、codex execでGPT-6.1 Solに意見を聞いて議論してください。
- まずSolに案の弱点と対案を出させる
- あなたはそれに反論し、納得した点は案に取り込む
- 往復は3回までにする
- 最後に「最初の案から変わった点」と「最終案」を出す反論と対案が2体の間を往復して案が勝手に煮詰まっていく。
Codex側から使うときは「codex execでGPT-6.1 Sol」を「claude -pでOpus 5.5」に読み替えればいい。
コツは往復の回数に上限を決めておくこと。上限がないと細かい言い回しの議論まで続いて終わらない。3往復くらいで一度止めて「変わった点」を読めば十分だ。
もう1つは最終案を決めるのはあなただと最初に伝えておくこと。2体が勝手に合意して元の目的から離れた案に着地することがあるからだ。
企画の方向や記事の構成で迷ったときはこれが一番早い。
②大事な成果物は2体に粗探しさせる
①は作る前に煮詰める方法。こっちはできたものを出す前に穴を潰す方法だ。
対象は後戻りすると重いもの。計画書・企画書・提案文・LPあたり。
作ったAI本人に「これでいい?」と聞いても甘い判定しか返ってこない。自分の成果物には甘いからだ。
だから2体に粗探し専門でレビューさせて指摘を合算する。
Opusにこれを投げるとよい。
このファイルを、Opus5.5のサブエージェントとcodex execで呼んだGPT-6.1 Solの2体でレビューしてください。
- 2体とも粗探し専門のレビュアーとして褒めずに問題点だけを挙げる
- 指摘には重さ(致命的・直すべき・好み)をつける
- 2体の指摘を1つの表にまとめて「両方が挙げたもの」「片方だけが挙げたもの」に分ける
- まだファイルは直さずに表だけ出す両方が挙げた指摘は最優先で直す。
片方だけが挙げた指摘は1体では見逃してた穴だ。
好みの指摘まで全部直そうとすると終わらない。直すのは致命的と直すべきの2つだけ。
作ったAIとレビューするAIが同じだと評価が甘くなるから、コツはフレッシュなコンテキストのAIにレビューさせること。
そのためにOpus5.5を使う時も自分でやらせるのではなく、サブエージェントのOpus5.5にやらせている。
実装の計画書や作ったコードを必ず別のAIのレビューに通してから次に進むようにするだけで手戻りがグッと減る。
③調べ物は2体に同時に調べさせる
AIの調べ物で一番怖いのはそれっぽい間違いをそのまま信じることだ。
1体に調べさせると間違いがあってもそれが正解に見えてしまう。
同じ質問を2体に別々に調べさせて突き合わせれば、食い違った所がそのまま確認すべき場所だ。
次のテーマについてあなたとcodex execで呼んだGPT-6.1 Solが別々に調べてください。
テーマ:〇〇
- お互いの結果は見ずに調べる
- 事実ごとに出典のURLをつける
- 最後に2体の結果を比べて「一致した事実」「食い違った事実」「片方にしかない事実」に分ける
- 食い違った事実は出典を開いてどちらが正しいかを確かめるSolは資料を読む仕事でも伸びてる。OpenAIの発表では、表やグラフの入った複雑なPDFを読んで専門的な質問に答えるテストでOpus 5.5より高いスコアを出した。コストは半分以下だ。
読む力の強い2体に別々に調べさせるから、突き合わせる意味がある。
AIは出典のURLそのものをでっち上げることもある。だから食い違った所はURLを実際に開いて確かめること。
料金・仕様・日付のような間違えると恥ずかしい情報ほどこれを通しておくと安心だ。
記事や資料に数字を載せる前の確認にも使える。
④普段の作業は得意な方に振る
議論もレビューもいらない日々の作業は最初から得意な方に振る。
振り分けはこれだけ覚えておけばいい。
- Opus 5.5に振る: 計画書・手順書づくり・文章・レビュー
- GPT-6.1 Solに振る: 画像生成・ブラウザやコンピューター操作
実装やコードの修正はどちらも得意領域なので好みやサブスクの利用枠を見て割り振ればよい。
画像生成はCodexに最初から入ってる機能だ。Claude Codeで作業しながら「codex execで画像を作って」と頼めばいい。画像はCodex側で作られてファイルに保存される。
コンピューター操作はCodexのComputer Useの出番だ。画面を見ながらブラウザやアプリを動かしてくれる。OpenAIの発表ではコンピューター操作の評価でSolとAstraの差はわずか2.1ポイント。
作業はSol、考える仕事はOpus 5.5。
これが一番無駄がない。
選ぶより組ませる
- 相談は議論させる
- 成果物は2体で粗探し
- 調べ物は突き合わせる
- 普段の作業は得意な方に振る
まずは今抱えてる相談を1つ①のプロンプトで投げてみてほしい。
どっちに乗り換えるか迷ってる間に両方を使う人だけが先に行く。
ブックマークして2体とも使い倒してほしい。
最後に、僕は普段AIの最新情報やAIを活用したマネタイズ方法について発信しています。役に立ったらぜひフォローしてくれると嬉しいです。
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